漱石 草枕2010/12/11 20:01:45

漱石三部作を読み終え、
そうして、そのあとに草枕を読んだ。

漱石の書く女性は、生きがいい。

戦争に行く、従弟の久一に、
「那美さんが軍人になったらさぞ強かろう」と言う兄の言葉に、
「わたしが?わたしが軍人?わたしが軍人になれりゃとうになっています。
今頃は死んでいます。
久一さん、お前も死ぬがいい。生きて帰っちゃ外聞が悪い。」
とさらりと言わせる。
そんな彼女を、画家である余は描ききれないでいる。

なんとものんびりとした情景のなか、久一を見送る停車場で、那美さんの表情が一変する一瞬がある。

二十世紀の幕開け、日本が日露戦争へ向かって、ひた走ろうとしていた時の空気感をこういうふうに描くのだ

坂の上の雲でも、丁度、日露戦争へ向かう場面を軍人である秋山兄弟に焦点をあて描いている。

漱石は、草枕を書きながら、何を思い、何を感じていたのだろうか?

マルベリー・チェンバークワイア2010/12/13 09:15:22

12/12 全日本合唱コンクールで金賞・銀賞を受賞したマルベリーのクリスマスコンサートを聴き
にいきました。
コンクールでの自由曲など難解な曲とクリスマスに因んだ聞き覚えのある曲など非常に楽しく
聴き応えのあるコンサートです。
著名な合唱指導者である桑原妙子氏の柔らかな指揮から紡ぎ出される音が、ホールを満たしていました。

12月の第2日曜日は、世界合唱の日と定められているそうで、世界中に歌声が満ち溢れている
そうです。国際合唱連盟(IFCM)の声明文をUPします。